毎朝のこと

店につくと水撒きをする。

 

 

店頭から

 

店の周りを水撒きすると

 

 

朝のボーっとした感じから

 

少しずつシャッキリしてくる。

 

 

 

 

ある日の事

 

 

いつものように

 

水を撒いてると

 

 

 

自動販売の横にある

 

観葉植物だか

 

雑草だかが目に付いた。

 

 

 

何年も前に

 

大家さんが置いたものだ。

 

 

 

スペースが空いてると

 

ゴミを不法投棄する奴が

 

いたりするからだ。

 

 

 

 

なんと言っても船橋本町、

 

夜になれば酔っぱらいも多い。

 

 

立ちしょんや

 

ゲロなんか日常茶飯事だ。

 

 

 

 

ある時は、その雑草に

 

ゲロが掛ってた事もあった。

 

 

 

だれに

 

手入れされるわけでもなく

 

 

 

わたしも存在を

 

わすれるぐらいの感じだった。

 

 

 

なんとなく

 

水撒きのついでに

 

 

その八方スチールに

 

入った雑草に水をやった。

 

 

 

しばらくすると

 

何年も青い葉っぱしか

 

見たことがなかった

 

 

雑草だかなんだか

 

わからないものが

 

花を咲かせた。

 

 

 

わたしは驚いた。

 

 

 

この雑草は

 

水がなかったということはない。

 

 

 

 

雨は降るのだ。

 

 

 

それなのに何年も

 

花なんか咲かしたこともない。

 

 

 

それが、どうだ。

 

 

花が咲いている。

 

 

 

わたしは、気付いた。

 

 

 

この雑草は

 

私が気にかけてくれて

 

嬉しかったんだと。

 

 

 

忘れないでくれたことが。

 

 

 

今では毎日、水をやっている。

 

 

 

ほんとは

 

映画LEONでマチルダが

 

 

 

レオンが大事にしていた

 

観葉植物を広い土地に

 

埋めたように

 

 

埋めてあげたいのだか・・・

 

 

なかなかいい場所がない。