なんと言えばいいのか

5年前の忘年会シーズン

 

営業終了後に貸切営業の

 

後片付けを直子と二人していた。

 

 

 

大量に食べ残された具材、

 

鍋にぶち込まれた具材

 

飲みかけのグラス

 

 

それを見たとき

 

「俺は何をやってんだろ…」

 

と自分自身に問いかけた。

 

 

あれから5年後。

 

 

なぜか美容師さんの

 

お客さんが多いみやま。

 

 

赤一色で貸切をしたいと

 

常連の鈴木さんに言われた。

 

 

一瞬、5年前の記憶が蘇った。

 

苦い記憶だ。

 

 

 

わたしは、それを受けた。

 

 

鈴木さんは

 

何度も食べに来ていて

 

言動や行動を見て

 

 

気遣いができるし礼儀正しいし

 

わたしも直子も信頼してるからだ。

 

 

 

当日

 

6時から開始。

 

 

そこで驚いた。

 

 

みんな時間の30分ぐらい前から

 

集合するではないか。

 

 

一番遅かった人でさえ3分前だ。

 

 

営業が始まった。

 

 

わたしと直子の不安をよそに

 

食べる、食べる、食べる、食べる

 

 

追加具材はこないだろう

 

なんて考えてたら

 

追加もガンガンくる。

 

 

オーダーに追われた。

 

 

営業が終わり美容師さんの集まりに

 

「一緒に写真をおねがいできますか」

 

と言われた。

 

 

 

わたしは少しゆがんだところがあり

 

好きな人としか写真に写らない。

 

 

今回は喜んで一緒に入らせて頂いた。

 

 

なぜって?

 

 

嬉しかったからだ。

 

 

営業終了後、空になった鍋を

 

直子と片づけながら

 

 

お互いにどちらかと言うでもなく

 

「ありがたいな。」

 

と呟いた。

 

 

たくさん食べてくれて

 

ほんとに嬉しかったです。