あの人の講演は面白かった

あれは・・

 

震災の後の10月頃だっただろうか

 

あの頃は火鍋屋に

 

リニューアルしたばかりで

 

店も閑古鳥がなく

 

毎日だった事を前にも書いた。

 

 

そして大手グルメサイトの

 

『ぐるなび』を

 

まだやっていた。

 

 

グルナビから

 

忘年会対策セミナーのような

 

内容の招待状が来た。

 

 

その当時は昼間は、たいして

 

仕込がなかったので

 

 

チャビママと二人で

 

有楽町まで行った。

 

 

その日の講演は

 

宇野隆史さんという方だった。

 

 

飲食店を何店舗もやってるらしい人だった。

 

 

その人が講演が始まるなりこう言い出した。

 

 

「私たちのお店では

 

忘年会シーズンに特別な事はしません。」

 

 

それを聴いた瞬間に俺は・・たまげた。

 

そりゃそうだろ。

 

グルナビから忘年会対策の

 

話をするように

 

呼ばれたのにイキナリ全否定だ。

 

 

俺の感想は置いといて・・(笑)

 

 

そのオッちゃんはこう続けた。

 

「忘年会シーズンに

 

いろんな事を仕掛けても

 

お客さんを120%

 

満足させる事は難しい。

 

逆に手に負えない状態になって

 

2度と来たくねぇな・・。

 

なんて思われるだけだ。

 

だったら普段どおりの営業で充分です。」

 

と言い切った。

 

 

ぐるなび関係者は

 

どう思ったかは知らないが

 

俺はかなり感銘を受けた。

 

 

そのとおりだと思ったからだ。

 

 

忘年会シーズンは

 

チェーン店やってい頃も

 

キャパをオーバーして

 

オペレーションも崩れたりで

 

いい思い出がない。

 

 

それから考えを変えて

 

去年は

 

宴会コースを作らない。

 

団体を取らない。

 

二名とかを優先して予約を取る。

 

普段どおりの営業。

 

にした。

 

その結果・・

 

今でも店は続いてる。

 

 今まで飲食店について書いてあった本は

 

結構読んだけど、

 

ほとんど能書きばっかな

 

気がしたんだが

 

そのオッちゃんが書いていた本を

 

後で買って読んだ。

 

トマトが切れれば飲食店が

 

出来るとか、なんとか

 

って本だけど

 

今まで読んだ飲食店関係の本の中で

 

一番ためになった気がする。