慢心・・

いつものように営業が終わったある日の晩。

 

俺は洗い物を洗浄機に入れて機械を回した。

 

大きな音がする。

 

チャビママはトイレのごみを取りに行った。

 

 

しばらくして・・

 

 

声が聞こえた。

 

 

チャビママの声だ。

 

何か言っている。

 

 

俺は・・??と思った。

 

チャビママの声のトーンが変に感じた。

 

緊張していた。

 

あわてて・・ホールに目をやった。

 

 

知らない女性がホールに居た。

 

 

二言三言・・やり取りがあった感じで

 

あわてホールに出て行った。

 

「どうした?」

 

と聞くなり

 

その女性は片言の日本語で

 

 

「トイレ貸してください」

 

と言った。

 

 

直ぐに違和感をと感じた俺は

 

「トイレは貸せない。」

 

即答した。

 

中国人の女性だった。

 

しかも見覚えがあった。

 

京成船橋西口で客引きしてる女性だ。

 

店から追い出した。

 

外を見ると交番の女性警官が居た。

 

また・・茶番劇やってんな・・

 

と思ったのでほっといた。

 

わかるだろ?

 

船橋の人間なら。

 

交番と中国人女性の客引きの茶番劇。

 

もう・・どうでもいい感じだ。

 

 

しばらくし俺は反省した

 

と言うより猛反省した。

 

なぜなら・・

 

営業が終わるとゴミだしとか

 

あったりするので

 

自動ドアーを開けっ放しにしていたからだ。

 

 

それは・・慢心だった。

 

 

誰か入ってきても

 

俺は・・なんとでもできると思っていた。

 

暴漢が入ってきたら

 

逆に困るのは暴漢だろ?

 

なんて思っていた。

 

 

現実には店の真ん中に

 

知らない中国人女性が入ってくるまで

 

気づかなかった。

 

あれが・・強盗だったら。

 

鉢合わせたのは俺じゃなく

 

チャビママだった。

 

守れてねぇじゃん・・と猛反省した。

 

それからは・・

 

開けっ放しにしないようにしている。

 

慢心・・油断・・馴れ

 

この言葉を忘れない。