【第68話】たまには思い出話でも

JR稲毛駅からバスに乗って美浜区役所に向かっていた。

 

その当時住民票は実家に置いたままだった。

 

そして・・

 

担当の課についた。

 

説明を求められた。

 

単刀直入に

 

「今は払うお金が無いです。」

 

すると担当者は

 

「税金ですよ!義務ですね。払わなくては差し押さえもあります」

 

と言われた。

 

俺は頭を下げ続けた。

 

嘘じゃないと思ったのか、哀れと思ったのか・・

 

最後には

 

「判りました。いくらづつなら払えますか?」

 

と言われた。

 

「一番少ない金額でおねがいします。」

 

と言った。

 

しばらく考えていた担当者が

 

15000~18000円ぐらいの間で分割にしてくれた。

 

情けない気持ちもあったが

 

今はこれしか方法がないので

 

何度も頭をさげた。

 

 

今度はその足で千葉東税務署に行った。

 

なぜなら中間消費税の支払いが50万近く来ていた。

 

前年度の売り上げから

 

予測してくる金額なのだが

 

今年は売り上げがないので

 

こんなに来ないはずだった。

 

番号札をもらって担当者を待った。

 

事情を説明した。

 

色々な事が積み重なり

 

今はこの金額が払えないと説明した。

 

担当官の説明は

 

「一度支払いの請求がでたら取り消せませんね。」

 

「この支払いが来る前に相談に来れば方法はありました。」

 

「払うしかないですね。」

 

と言う感じだった。

 

さらに説明して・・・30分

 

分割にしてもらった。

 

土下座なんて楽勝になっていた。

 

頭を下げて期間をづらしてくれれば

 

その間に店を立て直せると思っていた。

 

店は閑古鳥で・・根拠のない自信・・・だったが(笑)

 

 

最後は健康保険だった。

 

保険はその当時止められていた。

 

これも説明して

 

頭を下げて分割にしてもらった。

 

ただしもらった健康保険の期間は半年だった。

 

税金関係はなんとか形がついた。

 

モヤモヤしていたものが無くなり

 

店に帰ると少しホッとした。

 

営業がんばるかな・・と思ったが

 

その当時お客さんは来れば

 

ラッキーな感じだった。

 

もちろん予約なんてあるわけが無い。