【第52話】たまには思い出話でも

【第50話】たまには思い出話でも

【第51話】たまには思い出話でも

 

火鍋専門店にリニューアルして

 

初めての忘年会シーズンは火鍋も【鍋】という

 

キーワードに引っかかったようでそれなりに忙しかった。

 

その当時は飲み放題込みの3500円コースをやった。

 

お客さんは来た。

 

火鍋は話のついでで

 

飲み放題と場所のキープだけの

 

お客さんだった。

 

お客さんが帰って戻ってきた鍋を見ると

 

食材が大量に鍋にぶち込まれて

 

大量に食べ残されていた。

 

12月31日の大晦日

 

営業が終了し賄いを食べながら

 

来年の事を話した。

 

「元旦の営業はどうする?」

 

と俺は聞いた。

 

チャビママは

 

「ブログにも元旦は空けると書いたのでもちろん開けるわ」

 

と言った。

 

その当時・・元旦の予約はなかった。

 

そして元旦の朝。

 

船橋の朝は・・ひっそりしていたが

 

いつものように火鍋を仕込んだ。

 

予約の電話はならなかった。

 

17時の開店時間になった。

 

お店の中はシーンとしていた。

 

俺は

 

「休めばよかったかな?」

 

と言った。

 

チャビママは

 

「20時まで来なかったら・・・早く〆ようか・・。」

 

と言った。

 

すると・・・19時ごろ・・・

 

 

5名の男性グループが店の前に現れた。

 

そして・・自動扉のドアーが開いた。

 

 

俺とチャビママは一瞬戸惑ったが・・・

 

大きな声で

 

「いらっしゃいませ!!!!!!」

 

と言った。

 

元旦はその一組しか来なかったが

 

俺たちは自信がついた気がした。

 

理由はわからないが・・。

 

そして1月2日

 

俺はいつもより

 

早く起きて厨房にこもり

 

何度も火鍋のスープを作っては

 

味見をして・・腹を壊し・・

 

正露丸を飲んでは作り直していた。

 

失敗ばかりだったが・・厨房にこもって

 

色々試すのは楽しかった。