【第48話】たまには思い出話でも

開店直後のみやまカウンターがある(旧三国)
開店直後のみやまカウンターがある(旧三国)

劉さんの故郷四川省成都から帰ってきた。

 

遅れる事1週間で劉さんも帰ってきた。

 

二人の間では料理人の張さんが

 

来日したらメニューを決めればいいだろ

 

・・ぐらいの暢気さだった。

 

そろそろ開店しなければと重い腰を上げ

 

100均やテンポスで皿をそろえてたりした。

 

そんなときに劉さんの携帯がなった。

 

中国語で激しく喋っていた。

 

俺は中国語がわからないが劉さんの顔が

 

ミルミル曇っていくのが判った。

 

「どうした?」と聞いた。

 

『重慶の面接で張さんが履歴書と違う事を答え』

 

『・・・シドロモドロになった』

 

と答えた。

 

「どういうこと?」

 

『勤続10年が条件でしょ』

 

『それを同じ場所で10年と張さん思ったよ』

 

『二箇所ぐらい場所変わってるね』

 

『そこを聞かれて返事おかしくなったよ・・。』

 

俺は??な感じだった。

 

この辺で俺と劉さんがあせり始めた。

 

もしかしたら・・・料理人はこない。

 

とにかく店のオープン告知はしてあったので

 

あわててメニューを劉さんと話し合った。

 

四川料理の料理辞典をみながら・・・。

 

そしてメニューを作成する為に写真を撮った。

料理辞典の写真をデジカメで。

 

そんな程度の俺と劉さんだった。