【第36話】たまには思い出話でも

【第34話】たまには思い出話でも

 

【第35話】たまには思い出話でも

 

入学前の語学力面接で調度真ん中位のクラスに編入された。

 

クラスメートは国によって特徴があった。

 

ブラジル人は とにかく陽気だ。

 

とにかく喋る、喋る、楽しいやつらだった。

 

スイス人は どちらかと言うと真面目な感じがした。

 

メキシコ人は 母国語がスペイン語なのでスペルが

 

少し違うぐらいで単語の意味が判っていて英語を習うのに適していた。

 

韓国人は 日本人に似て真面目そのものだった。

 

儒教の教えなのか目上の人間に敬意をはらう感じで俺は好きだった。

 

中国人は 金持ちの子供が多かった。

 

日本人は 少し苦労してたようだった。

 

真面目すぎて。語学を習うのには開き直りが必要な気がした。

 

そんな感じのクラスメート達とと仲良くやっていた。

 

なぜか・・・友人はブラジル人が99%だった(笑)

 

バンクーバーで何がビックリしたかと言うと

 

お風呂だ・・。

 

初日,学校から帰り風呂に入ろうと思った。

 

風呂場とトイレが一緒なのにも少し驚いたが

 

バスタブの高さがない・・・。

 

俺はお湯を入れてつかりたかったが

 

お湯をためても30cmもなかった。

 

しょうがないので無理やりその中にほぼ

 

寝転がるような感じで浸かってバンクーバーの

 

お風呂ライフを無理やり満喫した(笑)

 

やっぱり風呂は日本が最高だと思った。

 

ある日俺とエリックは日本でも

 

有名なバーガーキングに行った。

 

あいかわらず店員は愛想が悪い感じで早口で注文を聞いてきた。

 

「やべぇ・・また・・聞き取れない。」

 

しかしメニューに番号が振ってあったので

 

その番号を言ってハンバーガーのセットを手に入れた。

 

2階の窓ぎわで食べていると黒人が入ってきた。

 

身長は180cmぐらいだろうか。

 

一人一人話しかけているようだった。

 

「エリックにあれはなんだ?」

 

と聞いた。

 

するとエリックは

 

「たいした事じゃないね」

 

と答えた。

 

その男が俺たちのテーブルに来た。

 

なんだか俺には早口で判らなかったが

 

エリックはそれに答えた。

 

「俺たちはノーだ!」

 

その黒人は少し目の中で怒りを感じていた気がしたが

 

エリックは意に介さない感じだった。

 

その男が次のテーブルに行き、そこでお金を受け取り

 

部屋から出て行った。

 

後でエリックに「なんと言っていたんだ?」

 

と聞いた。

 

「あいつは 俺は後10セントあれば家に帰れる。」

 

「だからお金をくれ・・みたいな感じだったよ」

 

俺は日本では経験した事のない物乞いに驚いたが

 

エリックはこう答えた。

 

「ブラジルじゃこんなもんじゃないよ。もっと怖いね。」

 

とサラッと言った。

 

その時も俺は井の中の蛙だな。

 

となおさら思った。

 

そしてある日、ダウンタウンのある通りで

 

10人ぐらいの人たちに囲まれた。

 

陽気なブラジル人の友人と一緒に・・・・。