【第15話】たまには思い出話でも

四川火鍋専門店にリニューアルして一年が過ぎた。

 

常連さんが付き始めて店に来るのも楽しくなってきた。

 

ところが。。。トラブルが時々起きはじめた。

 

リニューアルしたときは 

 

四川火鍋専門店 三国 と言う名前で営業していた。

 

すると。。。お客さんはインターネットで

 

「あぁ。。そう言えば 船橋の火鍋がある店で。。三国。。。」

 

そんな感じでインターネットで検索するようだった。

 

 

そうすると俺と劉さんのお店がキーワード的に引っかかる。

 

 

チェーン店とか姉妹店で味とメニューが統一してあれば

 

最高の事なのだが。。。

 

そこは中華料理は料理人しだいで味が変わる。。。

 

と言われるぐらいのジャンル。

 

 

一年も立つと俺と劉さんは異なる味の火鍋を作っていた。

 

 

お客さんはお客さんで劉さんの店に行くつもりで

 

俺の店に予約してしまったり

 

その逆もあったりして混乱が始まった。

 

お客さんが来て「水餃子ないの?」

 

と言われるのが嫌だった。

 

俺も作れるが水餃子は劉さんの得意料理だ。

 

そこで勝負したくなかった。

 

お客さんの取り合いをしたくなかった。

 

どう思うかは勝手だが。。これは本音だ。

 

 

そこで俺は考えて【三国】という漢字を

 

【さんごく】にすればいいんじゃないか?

 

と考えた。

 

しかしそれは甘い考えだった。

 

【さんごく】という言葉が同じで混乱は続いた。

 

またチャビママと話し合った。

 

そこで出た答えは【さんごく】という名前を変えよう。

 

俺はそれが一番良いと思った。

 

それと同時にぐるなびも辞めた。

 

新しく生まれ変わろうと思った。店ごと。。。

 

フェイスブックに、どんな名前がいいか募集をかけた。

 

色々考えてもらった。

 

火鍋野郎みやま。。一撃火鍋。。色々出た。

 

なかには。。これは使えないだろ(笑)

 

なんてのたくさんあったが

 

みんなが考えてくれたの嬉しかった。

 

そこで選んだのが

 

四川火鍋専門店 みやま だ。

 

【さんごく】というシールを剥がし

 

【みやま】という名前を張った。

 

 

少し感傷的になったが、新しくなる事のほうが

 

チャビママと俺には嬉しかった。

 

 

その頃になると

 

六年前に船橋に来た当時は

 

 

東京に帰りたい。。。船橋は嫌い。。。この街が嫌い。。。

 

とか言っていたチャビママも

 

「バシフナ最高!」 「この街に来て楽しい!!」

 

とか言うようになった。

 

俺はそれが。。。心のそこから嬉しかった。