【第9話】たまには思い出話でも

今から10年以上前

 

俺は弟と養老の瀧チェーン店を

 

共同経営していた。

 

 

居酒屋だけれども

 

食事もできる感じだ。

 

居食屋だ。

 

 

 

そこではランチもやっていた。

 

 

駅前と言う事で

 

ランチもディナーも忙しかった。

 

 

 

ある時人が足りなくなり

 

募集をかけて何人か面接をした。

 

 

 

そのとき3名採用したと思う。

 

 

 

そう。。その中の一人。

 

 

髪の毛の長い女性。。。

 

それがチャビママだ。

 

 

チャビママはチャビママで

 

面接に来たのはいいけれど

 

「随分と日本語の上手な

 

ブラジル人かパキスタン人が

 

面接するんだな。。」

 

 

だと思っていたらしい。

 

 

まぁ。。。

 

よく言われることだ(笑)

 

 

 

第一印象は美人だなぁ。。

 

と思ったが、

 

 

 

なにしろ俺は経営者だったので

 

従業員との恋愛感情は

 

店を歪める原因だと

 

いろんな人を見ていて

 

思っていたので

 

イキナリ恋に

 

落ちるようなことはなかった。

 

 

 

ある時共同経営をしている

 

弟と衝突した。

 

 

 

理由は覚えていなが

 

お互いに不満があったのだろう。

 

 

 

店に2人のボスはいらない。。。

 

もめる元だ。

 

 

 

俺は新しい事を

 

したいと思うようになった。

 

 

色んなところに話を

 

聞きに行き最終的に

 

コーヒーショップか

 

英会話教室を考えていた。

 

 

 

ドトールの加盟店説明会に行った。

 

 

なんだか判ったような

 

判らないような感じだった。

 

 

 

でも興味がわいた。

 

コーヒーショップ経営に。

 

 

 

そこで俺は考えた。

 

加盟店説明会なんか行っても

 

良い事しか言わない。

 

 

バイトとして働いてみよう。。。

 

と思った。

 

共同経営していた店を抜けて

 

 

 

東京のとある場所にある

 

タリーズコーヒーに

 

若い人のなかで

 

40歳前のオッサンが

 

バイトとして働くようになった。

 

働いているうちに

 

信用されるようになり

 

色んな話を教えてもらった。

 

 

その当時のタリーズは

 

伊藤園の傘下に入る前だったので

 

タリーズのオーナー達は

 

フランチャイズシステム自体に

 

不満を持っていた。

 

 

 

東京の一等地に出し続けていた

 

タリーズだったが

 

 

初期投資に

 

最低5000万はかかっていた。

 

 

一億なんていうのも

 

ゴロゴロ居たようだ。

 

 

 

そして月に1000万以上

 

ぐらい売る超繁盛店でも

 

純利益が100万あれば

 

優秀店と思われて

 

いると言うような話を

 

オーナーから聞いた。

 

 

 

そんな感じで働いて居た時に

 

そのタリーズに

 

チャビママがコーヒーを飲みに来た。

 

 

 

その瞬間だ。惚れた。

 

 

理由はいらない。この人しかいない。

 

と思った。

 

 

その時思ったことは

 

間違いじゃないと

 

現在まで考えが揺らいだことはない

 

 

 

ちなみにタリーズに

 

関しては 一本の電話があり辞めた。

 

 

「船橋で居ぬきの

 

店舗があるからやらないか?」

と言う電話だ。

 

 

 

場所を見に行ってみた所

 

風俗街にある風俗ビルの1階で

 

「飲食店は無理だろ。。。ココじゃ。。。」

 

と直感的に思った。

 

 

しかし目の前の京成が工事して

 

店の前に駅の西口が

 

できると言われて

 

それなら大丈夫だろう。。。

 

と思うと同時に

 

俺なら何とかなるだろう。。

 

 

と。。

 

 

 

その時も根拠のない自信があり(笑)

話を受けた。

 

 

 

ところが。。。

 

 

 

工事が終わって出来たのは

 

駅の入り口ではなく商品搬入口だった。

 

 

 

これはやばい。。。と思った(笑)

 

 

 

それが現在の【みやま】の場所だ。

 

 

 

そしてチャビママと2人

 

船橋に引っ越してきたのが

 

6年前だ。あれから6年。。。。

 

 

今日も、毎朝弁当を

 

作ってくれるチャビママに

 

「ありがとう!」

 

と心の中で思いながら店に向かう。